とある日曜日の稽古のようす。拳手法という基本の型の動作を皆で練習したのですが、それに際してまずは有段者(黒帯)の一般男女二人に動作のお手本を示してもらうことにしました。
当日の稽古に参加した生徒は大人の方から高校生、中学生、小学生といましたが、気づけば皆が周囲に適度な距離を開けて正座をしてお手本を見取りしています。決して誰に何の指示をされたわけでもなく、一人ひとりがごく自然と行った所作です。胡坐(あぐら)をかいている女児もいますが、その子も背筋はシャンと張っていて真剣な眼差しの表情です。
武道を習うと礼節・礼儀の作法が身につく、礼節を学ばせたいから武道を習わせたいとよく言われることですが、それは武道の稽古の場がピリッとした緊張感のある空気を自然と醸し出し、参加者がそれを感じとるからにほかなりません。私たちの教室は常に皆で楽しく肩ひじ張らず笑いが絶えないなかで稽古をしていますが、こうしたなかでも自身が武道をやっているという自覚を一人ひとりが意識的に、または無意識に身につけています。
いつでも何事においても「自分で感じて考え、自分で主体的に行動する」、それがどんなことにも生きてくる大切なことだと思います。そのような意識を養えるのが武道であり、作ってあげること、そして範を示すことが指導者の役割なのだと肝に銘じています。
大人の女性や初心者でも安心して習える横浜市の空手教室「錬心舘 横浜関内支部」 【入会や見学のお問い合わせは以下からどうぞ(担当:金井)】 連絡方法①:電話 090-2666-3544(留守のときはメッセージをお願いします) 連絡方法②:メール kanaihideki@docomo.ne.jp 連絡方法③:以下の問合せフォームから https://yokohama-karatedojo.com/?page_id=114