金曜日の横浜吉田中学校コミュニティハウスでの空手稽古では、約束組手の練習を時間をかけて行いました。
約束組手は二人一組で行う稽古メニューで、一人が突き手(攻撃)、もう一人が受け手(防御)となり、文字通りあらかじめ決められた動作をお互いが行うというものです。動作のパターンは全部で37通り。定期的に繰り返し練習を続けないとあっという間に動作を忘れてしまうという、大人泣かせのメニューです。例えば1番は、相手の攻撃の突き(四股追い突き)に対して、受ける側は身体を左に転回させながら両腕で相手の突きを上から抑えて攻撃を防ぎ、その状態から間髪いれずに右の拳で相手の顔面に反撃するという動作です。もちろん、実際は相手に当てることはしませんが、当てるくらいの意識でお互いが攻防の練習をします。
この日は約束組手の1番から10番までを高校生男子と一緒に練習しました。この約束組手の稽古の目的はいろいろとありますが、その一つには相手の動きに反応する力を養うということがあります。相手がとっさに攻撃してきた際、思考が停止してその場で棒立ちになり立ちすくんでしまうということがないよう、とにかく動きに反応して防御するなり捌くなり避けるなりすることを意識しながら練習します。なので、二人一組での練習中にふと動作手順を忘れてしまったときはその場に立ちすくんでしまうのではなく、まずは相手の攻撃(突き)を避けることが大事です。
とっさのときに身体が動くようになると日常生活でもいざという時の役に立つでしょうから、そのような意味でも約束組手の練習は初心者のころから取り組み始めてもよいと思います。
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