空手教室「錬心舘 横浜関内支部」です。

私たちの教室では相手を直接殴ったり蹴ったりする稽古は行いません。まずはその場で動かずに突きや防御、蹴りの練習をする基本稽古、次にこれらの動作を前後に動きながら行えるようにする移動基本、そして四方八方に動きながら仮想の敵と戦うことをイメージして行う型の稽古、これらを念入りに行うことを基本としています。

ですが、相手と自分の間合い（距離）がどれくらいだったら自分の突きや蹴りが相手に届くのかだろうか、相手に当てたと思っても相手がサッと避けたら自分の身体のバランスはどうなるんだろうか。こういったことは実際の相手がいないとピンとこないのも確かです。

こうした感覚を体感する意味で、まれに行うのが「打ちこみ」という練習です。打ちこみと聞くとやや怖い響きがありますが、そうではなくて、相手に突きや蹴りを当てることを目的とせずに、少し距離を置きつつ自分の動作を実践的に行えるかどうかを確かめるための練習法です。

動画は、高校2年生の男子と打ちこみ初体験の小学2年生の男子。本来、あり得ない組み合わせですが、決して勝敗目的の練習ではありませんので、打ちこみの練習ということでは成立します。最初はぎこちなく戸惑っていた小学生が徐々に要領をつかんで動きが慣れてきているのがよくわかります。この練習を繰り返し行うことで、相手の動きに自分の動きを反応させる力、もっと深いことをいえば相手の良さを引き出す、相手を尊重する力が身についていきます。

そして、その力が型の稽古にも生きるのです。

初めて打ちこみの練習をするときは少し緊張しますが、安全第一で行っていますので慣れてくるととても楽しい稽古メニューです。

大人の女性や初心者でも安心。横浜市中区、南区、西区から通える空手教室「錬心舘 横浜関内支部」
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