ある日曜日、横浜吉田中学校格技場での空手稽古を終えたときの一幕です。全体稽古が終わってからの行動はいつも、参加者によってさまざまです。帰り支度を始める人もいれば会場で稽古のとき以上に元気に遊びだす子(笑)、なぜか常に会場にあるホワイトボードに絵を描きはじめる人、そして自主錬をし始める人などなど。
この日は一人の高校生が組手の防具を着けて、黙々とシャドーボクシングならぬシャドー組手を始めました。いつもなら私も防具をつけて二人で組手の練習をするのですが、私が親御さんへの連絡事項のお話をする用事があったことから、組手相手のいない彼はおもむろに自主錬に勤しみだしたというわけです。
空手は習い事の一つですので、人によって通う目的はさまざまで、その人の日々が充実してくれればそれで良いと思っています。そのうえで、「上達する」「伸びる」という観点でいえば、それまで教えてもらった動作や注意点を自分なりに思い起こしながら創意工夫して自主的・主体的に、そして何よりも素直な姿勢で練習しようと努める人のほうが、成長の伸びは高いように思います。
社会人であれば仕事があるでしょうし、学生であれば勉学や部活、アルバイトなどがあります。家族がいる人もいれば他の習いごとや趣味を持っている人もいるでしょう。人によって生活リズムは本当にまちまちです。そのようななか、教室に通っている参加者は縁あって空手を習い事や趣味として自身のライフサイクルのなかに加えてくれているわけです。
空手をライフサイクルのなかに加えているということは、その人にとって空手がやりがいや充実した人生に寄与し得るものだともいえます。皆の頭や心のなかに空手という存在の占める割合が少しでも高まってくれたらうれしいなあと、黙々と一人稽古をする彼のようすをみながら感じた今日この頃です。
大人の女性や初心者でも安心して習える横浜市の空手教室「錬心舘 横浜関内支部」 【入会や見学のお問い合わせは以下からどうぞ(担当:金井)】 連絡方法①:電話 090-2666-3544(留守のときはメッセージをお願いします) 連絡方法②:メール kanaihideki@docomo.ne.jp 連絡方法③:以下の問合せフォームから https://yokohama-karatedojo.com/?page_id=114